■(2024 APR) 今後を憂いている

 サッカー日本代表、北朝鮮戦を観に国立競技場へ赴いた。チケットが余っていて、ダイナミックプライシング制度によって少し安く買えたのでラッキーだった。ダイナミックプライシングは需給によって価格が決まるため、売れ残りのチケットは漸次安くなる。嚢時、出張でニューヨークのブロードウェイを訪れたときに、eTicketでミュージカルのチケットを購めた。このときにダイナミックプライシングを初めて経験した。株価ボードのように時間の経過とともにチケットの価格が変化していく様は、合理的で良いシステムだと思った。数十年経って、漸く日本に導入されたが、サッカーに限らずあらゆるチケットに遍く導入されることを望んでいる。
 新国立は瀟洒な造りの近代建築で、サッカー場としては群を抜く存在だと思う。しかしながら、トイレが少ないことは十全でないと思った。ハーフタイムに行列が出来て、尿意を堪えるのに苦労した。試合もどこか間延びした内容で面白くなかったなぁ。帰りに思い出横丁辺りで一杯飲んでから帰ろうかと思ったが、風通し(?)の良い店が多いので、当日の寒さを思うと途中下車する気にならなかった。
 ちょっと今後を憂いている。




 

■(2024 MAR) 何か良いことないだろうか

 サッカーアジアカップ、あれは何だったんだろう。あのメンバーで結果が出ないなんて。自分たちのサッカースタイルに拘泥して、心技体の技に重きを置きすぎだったか。もっと泥臭くてもいいから、心で戦って欲しかった。それを相手がやっていたように見えた。残念である。
 伊東の代表離脱あれは何だったんだろう。この目で見たわけじゃないから真実が分からない。ただ結果的には代表に翳さすことになったと思う。残念である。
 私の方もDAZNが観れるという触れ込みのインターネットカフェに会員登録し、部屋を予約し(12時間からしか予約できない)、当日赴いたらアクセス過多で観れなかった。唾棄すべき出来事で、ほぞを噛む思いをした。
何か良いことないだろうか?




 

■(2024年 FEB) 胡瓜の記憶

 往時のビジネストリップで訪れたロンドンで食べたキューカンバー・サンドイッチが恋しくなって自作した。何故買ってこずに自分で拵えたかというと、こんなもの何処にも売っていないからである。キューカンバー・サンドイッチとは、ライ麦バンにコールマンズのマスタードと無塩バターを煉ったものを塗り、胡瓜の薄切りを挟んで、フィンガーサイズに切ったもである。 その横にはスタッフドオリーブとピクルスが添えられている。イギリスでは紅茶と共に午後のティータイムに食べる事が一般的だ。
 胡瓜の薄皮を剥いてからパンに挟むのが私流である。悪くない出来栄えで、満腹になり、夕食時にはまったく腹が減らぬ。リビングで横臥していると、インシュリンのスパイクで眠くてたまらなくなり、本格的に寝入ってしまう。目覚めたら毛布が掛けられていて、家族の愛情を感じてしまう。
 食べ物の記憶というものは、ときにその他の出来事よりも鮮明である。殊に幼少期に食べたもので記憶に残っているもは多い。私の場合、何故か胡瓜を食べた事を鮮明に覚えている。初夏の日差しの中で、おやつ代わりに塩をつけた胡瓜を手に持って遊んでいた事。今思えば、母が熱中症予防のために持たせてくれたのではないだろうか。薄ぼんやりとした記憶の中に、鮮やかな胡瓜の緑色が残っている。そのイボイボの皮も、悪くない感触だ。




 

■(2024年 年頭にて) 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申しあげます。
本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

私は、相も変わらずバタついた年末、年始を過ごした。
大晦日は未明に起床し、出荷処理、在庫のリコンサイルを済ませ、その後、仕事部屋の掃除をした。 ダイソンの新型掃除機の吸い込みが気持ちよく、部屋をピカピカにした。 年越し蕎麦は、例年に倣わず自宅で乾そばを茹でて、市販のそばつゆで、葱と本山葵を薬味として食べた。
其の後することもないので、ビールやキンミヤ焼酎などを鯨飲し、そのままリビングで寝落ちして、家人に罵倒される。
深更、尿意が切迫し後架へ行く途中、家人にバッタリ出くわして、反射的に新年の挨拶をしてしまう。
そのまま、臆面もなく元日を無為に過ごし、本日に至る。

また一つ無駄に馬齢を重ねることになるが、せめて矍鑠かくしゃくとしたオッサンで来年の正月を迎えられるようにしたいものだ。 さて、入浴して仕事を始めますか。




 

■(2023年 年末にて) 堅忍不抜

皆様にとって今年はどのような一年だったでしょうか?
私にとっては忍び、凌いだ一年だった。

年頭から存外の事が起り、人間関係、殊に海外のディーラーや卸売り業者との付き合いに難儀した。
振り返れば私の言動にも問題があったが、結果的に幾つかの取引先を失ってしまい、憤懣ふんまん慚愧ざんきの念に堪えない塩梅であった。

その傍ら国内では、特定の勢力が市場を差配するので、寡占市場の価格決定プロセスの絡繰に懊悩おうのうした。
一度、関係者とのミーティングの席で愚痴を零したが、憐愍れんびんの眼差しと苦笑いで済まされてしまった。
零細企業、弱者に対する社会の雅量が年々逓減している。
これは、向後も変わらないだろう。
期待できないことは悲しいこと、でも自力でできることが何かある。そう思ってこの一年仕事に取り組んできた。
少しばかりだが結果も出た。堅忍不抜の精神で、来年もやってやろうじゃないか。

本年中の御愛好に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。




 

■(2023年 NOV)寒露

亡母の祥月命日だったので、展墓のため池上にある寺まで赴いた。
掃苔そうたいしてから、界隈の生花店でもとめた一対の仏花を供え、香華を手向けた。
合掌し心中で近状を傳えると憾悔かんかいの情が少しく湧いてくる。
孝行のしたい時分に親はなし、石に布団は着せられずという塩梅である。
スーパーで故人の好きだったおはぎを探したが見つからず、仕方なく草団子を購めて、深更家人と食べた。
どうせなら私が好きな向島の志満じまん草餅を用意しておけばよかったかな。

ときにサッカーの代表戦を観戦することが楽しみになっている。此の所、親善試合で強豪国に勝利することも多くなっている。
野球ほどではないにしても、世界の上位と遜色ない内容で戦えるのは、何か本質的な変化を感じている。
W杯の予選が始まる。楽しみだ。

皆様、寒くなって参りましたので、どうぞお体にお気を付けてお過ごしくださいませ。




 

■(2023年 OCT)セレンディピティ

法人契約している郵便局の担当者から滅多に来ない連絡があり、これは朗報ではないなと勘繰っていると、婉曲えんきょくに送料や各手数料を近々値上げさせてもらうとのことであった。
この件ばかりではなく、暫時落ち着いていた値上げの波が、またぞろジワリと忍び寄ってくる感じが不気味で、今後をうれえている。
私ですらこうなのだから、市井しせいには収入と支出の齟齬に苦しんでいる人たちが溢れているのではないだろうか。
往時のゼロゼロ融資の返済の目途が立たず、風前の灯火という零細企業も多いと聞く。
此度の危局を乗り切るために何が必要か、役人や政客には真摯に取り組んでもらいたいものだ。

利用してるスポーツジムで、他の利用者と仕事のことなど差し障りない範囲で話すこともある。
その中に躍動的な若き経営者がおり、時として忌憚ない意見をズバリと言ってくれる。
子細なことに拘って、大局を見誤ってはいけないと言われたことがある。言われてみれば瞭然であるが、自分では気づかないものだ。
彼との邂逅かいこうが、私の会社経営に奇貨となっている。ありがたいことだ。




 

■(2023年 SEP)元の木阿弥

或る物故作家の短編集が欲しくなって、ネット上を隅々まで探し回った。
高くてもいいから、是非ともコンディションの良い美本を架蔵したいと思っていた。
稀覯本ではないのだが、初版部数が少なく、重版がかかっていない上に文庫化もされていないので、てんで見つからない。
数日空けて再挑戦して、ようやく一冊だけ売り物を見つけた。
聞いたこともないような認知度の低いネット通販サイトで、商品のピクチャも掲載されていなかったが、リスク承知で躊躇なくもとめた。
買い手の情報不足は否めないが、出たときに買っておかないと次は何年後になるか判らない。

数日後、本が届いた。
荷を解けば、目にも鮮やかなスカイブルーの函入りの美本である。
帯や付録など装丁も丁寧に作られた荘厳美麗な工芸品の様だ。
満足して暫し質感など味わった後、奥付や見開きを一通り確認してゆくと、見開き頁に得体の知れない違和感がある。
商品説明には書いていなかったが、署名本だった。
一瞬ギクリとなって、暫く呆然とした後、その僥倖に打ち震えた。

結局この本はグラシン紙で保護した後に、私の本棚の奥深くに差さっている。つまり、手に取って読むことが出来ない。
普段読むために、もう一冊探さねば。




 

■(2023年 AUG)英国のニコレット事情について

屡屡訪れる都心の図書館へ向かう途中、最近見つけた細い捷路を曲がった途端、順番待ちの行列に出くわしギョッとなった。
何に並んでいるのかと思ったら喫煙所である。
所狭いスペースで、多様な人々が窮屈そうに喫煙している。
私は禁煙して随分経つが、当時禁煙そのものには苦労した覚えが無い。禁煙しようと思ったその日に止めることが出来た。
ニコレットというニコチンガムを使用して禁煙したのだが、主客転倒、そのニコレットを止めるのに苦労した。
使用したニコレットがイケナカッタ。
私は日本で市販されているニコレットではなく、商売柄UK版のニコレットを使ったのだ。
現地のレコードディーラーに頼んで送ってもらっていたので、日本で買うよりも随分安価で購うことができた。
しかしながら違いは価格だけではない。ニコチンの含有量が大きく違っていた。
日本のニコレットは一個に1mgのニコチンが含まれているが、英国版は一個に4mg含まれている。
食べてみると分かるが、これは効く。煙草を吸うより、こちらの方がクラクラする。
旨趣としては、日本製は煙草をガムで置き換える、英国製はこっちの方が喫煙よりいいから止められるだろうというわけだ。
確かに簡単に禁煙できたが、爾後何年にも亘ってUKニコレットのお世話になった。




 

■(2023年 JUL)一番大変なこと

毎月のことだが、リストの作成よりもこの廃盤徒然草の文章を書く方が苦心する。
拙文、駄文を連発しているだけなんだから何でもないだろうと思われ方もいらっしゃると思うが、元来の遅筆の上に、何度も読み返して文章の構成を繰り返し考え、推敲するので異常に時間がかかる。
気楽な日常を描いたエッセイなんだから肩肘張る必要もないのだが、性格だから仕方ない。
かと言って、エッセイ書くのに馬鹿々々しくてプロットなんか作っていられない。

他店のブログなどはあまり読まないが、レコード以外のことを真面目に書いている人いるんだろうか。
この手のレコード関連エッセイの嚆矢だと勝手に思っているは私だけだろうか。

さて、暑くなりそうですので、皆様、体調管理にお努め下さい。




 

■(2023年 JUN)贔屓の店

名人戦の季節だね。
例年椿山荘へ大盤解説会を聞きに行くことが楽しみであったが、藤井さんの登場により、入場券の入手に窮するようになり、足が遠のいてしまった、
AIの普及により同じような戦型ばかりになってしまい、将棋に対する興味も薄れてきているのだが、羽生さんの復調など興味深い(羽生さんは私の贔屓の棋士だ)、ニュースもある。
しばらく遠目から静観するとするか。

閑話休題。
この年になると、自分が落ち着ける飲食店が貴重になる。
私の場合、良い印象を持っている店は、私がコアタイムを避けて訪れていることもあるが閑散としていて混雑していない、それでいて味のしっかりした店が多い。
通し営業である店が理想的だね。
接客も嫌味気の無い、居心地の良い店に限る。
しかしながら贔屓の店が、店主が高齢で閉店したり、コロナ禍のため長期休業したりもある。
だから新しい店を常に開拓しなければならない。
楽しいこともあるが、いやな思いをすることもある。

さて椿山荘がダメなら千駄ヶ谷の方へ伺ってみようかな。




 

■(2023年 MAY)人間は晩年ですよ

去年のことだが、或る転売ヤーにカラマレテ閉口した。
この人は当店で買った商品を別のフリマに出品して、「せどり」をしているようなんだが、サイドビジネスや不労所得に熱中している人に共通するある特徴があるため、口調などからすぐに分かった。
友人の分を代理で買っていると言ってくるのだが、お金のためなら息を吐くように嘘が言えるなんてカナシイネ。ばれていないとでも思っているのだろうか。
お金はあれば便利だけれど(時間を節約するのに使えたりするからネ)、その高がその人間の点数ではないと思うのだがどうだろうか。
端的なアービトラージ、ブローカレージではなく、地道にプロセスを積み重ねることがビジネスの肝心だと私は考えている。
私は外資系投資銀行に長年勤務した後に、ビジネスオーナーに転じているので、その両方を見てきているんだが、分かってはもらえないだろうナァ。

しばしばいわれることだが、人間は晩年ですよ。
晩年にイイ仕事をした人間は幸せに死ねます。
自分に言い聞かせて、今日も一日ガンバリましょう。




 

■(2023年 APR)夏草や兵どもが夢の跡

立春の候、逗子海岸へ散策に出かけた。
今はレストランになっている、伝説のホテルの跡地を見た。
ある作家がそのホテルにおける数年の生活をエッセイに書いていたので、興味を持っていて、いつか訪れてみたいと思っていた。

砂浜を歩いた。
久しぶりの潮の香りが心地よい。
水平線に富士山が浮かび、目の前の江の島が手で掴めそうに見えた。美しかった。
ウィンドサーフィンをする人々がのんびりしていてよかった。
消波ブロックに腰かけて半日過ごした。
鳶が低空飛行するので、何か攫れないかびくびくした。
貝殻を拾って帰ってきた。その貝殻は今私のデスクの上にある。




 

■(2023年 MAR)無駄も必要だね

所用があって都下の小さな駅へ降り立った。
寒いが良く晴れた日、青空がきれいだった。
私が暮らす町は容積率がめっぽう高いので、高層ビルが林立しており、空が狭い。
空を見上げるのに首が痛くなる。

用事はできるだけメールや電話で済ますようにしているのだが、この日はどうしても外せない用事をこしらえてしまって、電車を乗り継いで出向いた。
昼前、のんびりした時間に電車に揺られてウトウトしていると、甲高い幼児の声で起されたが、それが丁度降りる駅の直前だったりする。
乗り過ごさなくてラッキーだったけど、もう少し夢の中に居たい気もしたなァ。
遠出もたまにはいいもんだね。

用事を済ませて、遅い昼食のため頃合いの食堂に入り、胡麻油の香りに誘われて天丼を食べた。 前日、大学時代の友人と久しぶりに会い、調子に乗って濃いめのホッピーなどを大量にきこしめしたので、胃に収まっていた先ほどの天丼が暴れだす。 駅のトイレでせっかく食べた天丼をすっかり吐き出してから、ホームのベンチに放心状態で座って電車を待った。 終日、体調が優れなかったが、人生無駄も必要だね。
近道すると手痛いしっぺ返しを食らうことがあるからネ。最近あったんだよナ。ハァ〜。




 

■(2023年 FEB)もうすぐだよ

春風万来。
たしか往年の将棋名勝負、谷川・羽生戦で、谷川王将が羽生挑戦者を相手に防衛を果たした時に書いた言葉だと記憶している。
あれから何年経ったか分からないが、現在行われている王将戦の挑戦者が羽生さんであるとは大変なものだと思うね。
王将戦が終わるころ春一番が吹いて、私の鼻がムズムズして、暖かくなる。
相変わらず寒さが苦手なので、指折り数えて待っている。

目に青葉、山ほととぎす、初鰹。
もうすぐ大好きな初鰹が食える。




 

■(2023年 年頭にて)今年も忙しくなりそうだ

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申しあげます。
本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

クリスマスのフライドチキン、ケンタッキー予約無しで買えなかった。
仕方がないから近所にオープンしたばかりの25チキンで買って食べたら、おいしかった。25種類のスパイスを使っているから25チキンだそうだ。
よく冷やしたカヴァで乾杯。
例年通り、近所の有名な青いお店でクリスマスケーキを買う。おいしいが、高すぎじゃね。

有馬記念と競輪グランプリの両方が的中する。
こんなこと初めてではないだろうか?
転んで怪我しないように気を付けよう。
年越し蕎麦、昨年と同じ蕎麦屋のテイクアウトで買った。
海老天をのっけた温かい蕎麦でポカポカになる。
濃いめのそばつゆの味が私好みでよろしい、

お正月、近所の業務系スーパーでなぜか本鮪が捨て値で売っていたので、大量に買って生醤油で漬けにする。おろした本山葵で食べた。
頂き物のかめ壺焼酎森伊蔵幻の一本で乾杯。
酒が進んでベロベロになる。

元旦一日だけ休んでもう仕事である。
パソコンのメールを開いたら大量の注文が入っている。
今年も忙しくなりそうだ。

初詣は三が日最終日あたりに家人と行く予定だ。




 

■(2022年 年末にて)自由が一番幸せだよ

一年が経つのは早いものだね。
確実に自分が一歳年をとったことは間違いなのだが、この年齢になるとそれに目を瞑りたくなるネ。
今年一年を振り返って、どうだっただろうか。
新しいビジネスを開拓したりして、それなりに充実した一年だったかナァ。
半面、インフレや円安ドル高には(今も)悩まされているかナァ。

相変わらずコロナ禍ではあるが、行動制限が無くなって、肩の荷が軽くなった気がするネ。
やっぱり、人間自由が一番幸せだよ。

本年中の御愛好に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。




 

■(2022年10月)また、やってみよう

先日バースデーワインを購入して飲んでみた。
バースデーワインとは生まれた年に作られたワインで私にような年齢の人間にとってはそれなりのヴィンテージワインになる。
それほど有名なワイナリーではなかったが、結構おいしくてビックリした。
でも、コルクがチョット黴臭かったナァ。
家人がワインを飲まないので、一人で一本飲み切った。
ウォッシュチーズとバケット、タルタルステキーキも用意して、何だか一人ディナーパーティーみたいで良かったナ。
休日のいい暇つぶしになった。
また、やってみようと思う。




 

■(2022年10月)どうなることやら

サッカーのワールドカップいよいよ始まるね。
ここ数大会との日本代表の違いと言えば、選手間の競争が激しくなっていること。
換言すれば、あまり実力差が無いとも言える。コンディションの良い選手が優先的に起用されるだろう。
代表チームは開催国以外、コンビネーションの成熟などは期待できない。言い方は悪いが、寄せ集めだと思う。
組み合わせも含めて前評判は芳しくないが、意外に勝ち進むのではないかと私は思っている。

閑話休題。
天気も暑さが和らいで、動きやすくなってきたね。
仕事に、スポーツに、娯楽に励みましょう。
経済は少し悪くなってきているね。アメリカがリセッション入りしそうで、来年はあまり期待できないね。
日本の国力が目に見えて落ちてきている事も、不安だね。
どうなることやら。




 

■(2022年9月)晩夏の候

焦げ付くような暑さの後、大雨が降ったり、天候の変化が激しくなっている。心配だね。
うまく言えないが、昔の夏はもう少しのんびりしていたような気がする。
インクが滲んだプールの出席カード、麦茶や西瓜の匂い、蝉の大合唱。夕暮れ時には蝙蝠が空を飛んでいた。
昨今は何で夏を感じているのかピンとこない。

お盆は市場が休みになるので、鮮魚や野菜が品薄になる。
東京の人口密度が少し減る。
人々が戻ってきて、夏も終わる。

墓参りに行けてない。




 

■(2022年8月)恐縮デス

蝉の声が少ない気がするが気のせいだろうか?
外は焦げそうな暑さだけれど、例年の夏と様子が違うような気がするんだが。
取引先のヨーロッパのディーラーたちとも話をするけど、イギリスなんかは大変な暑さのようだネ。
ロンドンの家庭なんてクーラーが無い方が普通だから困っていると言っていた。

先日、行きつけの床屋へ行ったら、帰りしなに熱中症予防の飴を貰った。なんだか嬉しくなった。
近所の魚屋からは鰹が消えてメジマグロが並んでいる。八百屋からは林檎が消えて、ソルダムに代わった。
冷凍庫で冷やしたジンをフィーバーツリーで割って飲むのが最近の晩酌だ。暑気払いに丁度いい。

相変わらず起承転結の無い雑文で恐縮デス。




 

■(2022年7月)盛夏の候

円安でコマリませんか?とあるお客様に訊かれた。
そりゃコマリますよ。商品の大半は欧米から輸入してますカラ。
でもね、ここで価格転嫁するようでは見切られてしまいマス。
誰かが言っていたが、寿司屋のネタはすべてが利益を生むわけじゃナイ。一つ二つ赤字のネタがある。でもトータルで儲ければイイ。
弊社は寿司屋じゃないけれど、同じようにシノギたいデスネ。

このところ色々なフリマや販売サイトから出店のお誘いがある。
大手の販売サイトに手詰まり感があるのか、かなり積極的に誘致を試みているようだ。
弊社もプログラマーを複数抱えられれば、前向きに検討したいのだが、今のところ試験的なものにとどまっていて、機会損失を甘受している。

もうすぐ大好きな夏が来る。
さて今年は何処へ出かけようか。




 

■(2022年6月)ガンバリましょう

今年は梅雨入りが早くなるそうだ。
遅いよりは早い方がいいとおもうけど、梅雨明けも早くしてもらわないと辻褄が合わない。
夏が長くなればいいんだが。

今年の夏は暑くなるそうだ。
寒いよりは良いが(私は寒さが苦手である)、度が過ぎるのも困るよ。
コレ地球温暖化の影響なんじゃないだろうか。
火力発電なんか年々肩身が狭くなりそうだネ。

インフレの影響を身近に感じられるようになったネ。
日本は長年デフレに悩まされてきたけど、コストプッシュ型のインフレは望まざる結果だネ。
弊社でも梱包材の値上がりなど思わぬ影響を受けている。販売価格に転嫁できないところがツライところだ。
イヤなことが多い昨今だが、明けない夜明けは無い。
ガンバリましょう。




 

■(2022年5月)そっとしておいてほしい

フランスのタイヤメーカーのグルメガイドブックが嫌いだ。
遠まわしで紛らわしい言い方で恐縮だが、トラブルになるとイケナイのでご容赦下さい。

贔屓にしていた近所の鰻屋に行けなくなった。
歩いて2、3分で行ける利便性も然る事乍ら、時間をかけてふっくらと焼かれる蒲焼の味に魅了されていた。
味はもちろんだが、都心にいながら時間が止まったような居心地が好きだった。
のんびりとグラスを傾けながら、蒲焼を待つ時間が私にとって休日の至福のひと時であった、
その味や居心地を愛してやまなかったその鰻屋が、ある年その本に突然掲載されて店の様子が一変した。
電車を乗り継いでやってくる、明らかに近所の住人でない人たちが店にやってくるようになった。
「本日は満席です」と書かれた一片の紙がドアに張り付けられた。
女将の接客態度もおかしくなった。
爾来、足が向かなくなってしまった。

毎年その本を買うわけではなく、ちょっと立ち読みする程度なんがだが、私の好きな店が次々と掲載されるではないか!
店の前まで行って愕然として帰ってきたことも一度や二度ではない。

今、贔屓にしている鰻屋が一軒ある。
そこそこ近所で徒歩でもいける店だ。
グルメ本や雑誌にも出ていない。
でも、地域の人でそこそこ混んでいる。
ビックリするような辛口の蒲焼を出す。
赤羽橋や下北沢にある老舗の鰻を食べて塩辛いと感じた人もいるかと思うが、それよりしょっぱい。
私の好みの味だ。
酒を注文すると、つまみとして一皿、うな重のお供として一皿、お新香が2回出てくる。うれしい心遣いだ。
現代建築ではない仕舞た屋風の佇まいで、三和土が心地よい居心地も申し分ない。
どこにも掲載されないことを願うばかりだ。そっとしておいてほしい。




 

■(2022年4月)カワヅザクラはハヤザキなのね

播磨坂の桜は、蕾がムズムズしているようで楽しみだ。
ところで、一本だけ既に咲いている桜の木がある。
さして気にも留めてなかったのだが、河津桜との表記がある。
他はソメイヨシノとある。
私は、このあたりに住み着いて随分経つが、全然知らなかった。
クラスに一人いる、協調性に欠ける子くらいに思っていた。
ネットで調べたら、河津桜は一足先に咲くんだね。
これ常識なんだろうか。
チョット恥ずかしい。




 

■(2022年3月)箱を眺める

パソコンのモニターが古びてきたので、新調した。
せっかくなので思い切って最新のワイドモニターを購入した。

数日前に届いたんだが、アンボックスせずに置いてある。
数日間そのままである。
箱を眺めていたって、どうしようもなんだが、どうにもこうにも踏ん切りがつかない。
リプレースするとなると、現在のモニターへの愛着が湧き上がってくる。
新しいモニターを付けるには取扱説明書を読まないとイケナイ。
考え出すと億劫で仕方がナイ。
だから、ただ眺めている

さて、そろそろ箱を開けてみましょうか。




 

■(2022年2月)結果は如何に

昨年後半から長らく休んでいたジム通いを復活させている。
トレーニング翌日の筋肉痛が心地よく、やっぱり筋トレはいいものだと思う。
復活した当初は重たいバーベルがまったく上がらずに苦労したが、最近は以前にほど近いところまで戻ってきている。
鈍った体が引き締まっていくようで、気分がいいね。

気を使っていなかった食事も変化している。
ある程度PFCを考えたメニューを食べるようにしている。
PFCはプログレバンドの名前ではなく、タンパク質、脂質、炭水化物のマクロ栄養素のバランスのことです。

腹筋がうっすら見えてくると、に自分へのご褒美と称して深酒して、元に戻ったりする。
今日はストイックな日にするか、チートデーにするか、その葛藤も今は楽しいね。
春までにはバキバキの体にしようと持っているのだが、さて、結果は如何に?




 

■(2022年 新春にて)まず蕎麦屋へ行かなくては

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申しあげます。
本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

このところ足繁く通っている蕎麦屋がある。
立ち食いではないのだが、ファーストフードのように調理時間をかけずにサッと出てくる。
それでいて、味が私の好みに合う。開店時間も早朝5時からと、早起きの私にとっては大変使い勝手の良い店で重宝している。

店内は、ケース一杯に天ぷらが並んでおり、客は蕎麦の盛り(小盛り、並、大盛りとある)を選んでから、好みのの天ぷらをトッピングする。
私の好物は鶏の天ぷら。
これが濃いめのそばつゆとの相性が大変よろしい。
蕎麦は細切りのものと太い田舎蕎麦から選ぶことができる。
廉価な蕎麦を売る店としては料理に対する愛情を感じることができる稀有な店だ。
握り飯やいなりずしなどのサイドディッシュも出色の出来栄え。
寡黙な店主もいい塩梅だ。

ここの蕎麦が食いたくなるときは、二日酔いのとき。
卓上には瓢箪に入った七味唐辛子とは別に、輪切りの鷹の爪が置いてある。
これを多めに入れて蕎麦をかっこむと、カプサイシン効果で前夜のアルコールが血中から蒸発する(ような気がする)。

昨年末はここで年越しそばを買い求めた。
別に値段が高ければ、うまい蕎麦とは限らない。

年末はこの蕎麦を食い、例年通り、KEIRINグランプリを鑑賞(?)し、近所の氏神様へお参りへ行き、お屠蘇で乾杯。
元旦一日だけ休んでもう仕事である。
メールを開けたらCDもレコードもげっそりするほど注文が入っている。
贅沢な悩みで、少し嬉しい気もする。
さぁ仕事に取り掛かからなければ。
でも前夜の酒が残っているから、まず蕎麦屋へ行かなくては。